妊娠すると頻尿になりやすい理由って?正しく対策しないとまずいかも…

妊娠中は短い周期で体質が変わるため、様々な変化が身体に訪れます。頻尿はそんな妊娠中に起こる身体の変化の中でも割とポピュラーな部類に入るでしょう。

 

 

 

しかし、頻尿は軽く見ていると大事になりかねませんから、しっかりと対策しておくことが必要になります。妊娠中の頻尿はどのようにケアすれば良いのでしょうか。詳しくご説明します。

どれくらいトイレに行くと頻尿なの?

頻尿とは読んで字のごとく、排尿の回数が多いことを指しますが、明確に「何時間に〜回行くと頻尿」、「一日〜回以上なら頻尿」という風に定義されているわけでは無く、あくまで普段の排尿回数より一日の排尿ペースが多いことを頻尿と言います。

 

 

 

日本泌尿器科学会では一日に8回以上排尿をする場合は頻尿である、と定めているようですが、臨床的見地からはこの基準よりも、患者の訴えを優先する傾向にあるようです。

 

 

 

妊娠した後頻尿になるかは個人差があり、必ずしも頻尿の症状が出るというわけではないようですが、妊娠初期辺りで頻尿を感じることが多いでしょう。

 

 

妊娠初期に起こった頻尿は4ヵ月ほど続いた後、徐々に症状が治まっていくことが多いようです。しかし、妊娠後期以降はお腹の中の胎児が徐々に膀胱付近まで下がってくるため、妊娠初期と同じような頻尿が続きます。

 

 

 

妊娠時の頻尿について重く受け止めてしまう方もいらっしゃいますが、妊娠すると頻尿になるというのは、妊娠をしたことがあるという方であれば誰でも経験していることなので、思い悩む必要はありません。

 

 

 

ですが、あまりにも頻尿の傾向が強いと普通の生活もままならなくなってしまいますよね。そんな妊娠時の頻尿の対策方法をご紹介しましょう。

妊娠中に起こる頻尿の原因

妊娠中の頻尿対策をご紹介する前に、なぜ妊娠中は頻尿になってしまうのかについてお話しましょう。

妊娠によって腎機能が高まる

 

妊娠すると、お腹の中の胎児に栄養を与えなければいけないため、妊娠していない時と比較して爆発的に血液の量が増えます。

 

 

 

血液の量が増えると、同様に老廃物の量も増えてしまうため、腎臓はその処理に追われることになり、結果尿の回数や量が増えてしまうのです。

胎児によって膀胱が圧迫される

人体の構造を見てみると、子宮は膀胱のちょうど裏側にあることが分かります。なので、胎児が成長するにつれて、少しずつ膀胱が圧迫され、尿をため込むスペースがどんどん無くなっていってしまうのです。

 

 

 

妊娠して4ヵ月ほど経つと次第に子宮は骨盤の上の方に移動していくため、頻尿が緩和されますが、妊娠後期になってくると更に胎児が成長するのでやはり頻尿の傾向が強まります。

ホルモンバランスの変化

 

妊娠中はホルモンバランスが劇的に変化するため、様々な症状が顕在化します。例えばマタニティブルーなどは急激なホルモンバランスの変化によって引き起こされる場合があるようです。

 

 

 

ホルモンバランスの変化によって多く分泌されるホルモンの中に「黄体ホルモン」というホルモンがあります。黄体ホルモンが分泌されると、子宮の筋肉が緩くなってしまいがちになるため、普段は我慢出来た尿意を我慢することが出来ず、結果的に尿の回数が多くなるのです。

残尿感がある場合は要注意!

このように、妊娠によって頻尿が起きることは何ら珍しいことでは無く、むしろ健康に胎児が成長している証と見ることが出来るでしょう。

 

 

 

 

しかし、残尿感を感じるという場合は注意して経過を観察する必要があります。というのも、妊娠中は知らず知らずのうちに尿を我慢してしまい、膀胱炎になってしまうことが多いのです。

 

 

 

膀胱炎は悪化すると腎臓にまで負担を掛け、抗生剤による炎症の治療をしなければならない場合があります。抗生剤はとても強い薬で、妊娠中は出来るだけ使いたくないものですから、もし膀胱炎の疑いがあるのであればすぐに医師に相談するようにして下さい。

 

 

膀胱炎かどうかセルフチェックをする場合は排尿時に痛みがあるかどうか、尿が濁っていないかどうか、残尿感が無いかどうかの3点に注意すると膀胱炎の疑いがあるかどうか見極めることが出来ます。

 

 

 

このうちひとつでも当てはまるようであれば、膀胱炎を起こしている可能性がありますので、すぐに病院へ行くようにしましょう。

頻尿によって起こる膀胱炎の対策方法

妊娠中の膀胱炎はご紹介したように悪化すると胎児にまで悪影響を及ぼしかねません。膀胱炎を避けるために必要な対策方法をまとめましたので、妊娠によって頻尿になったという方はチェックしておきましょう。

排尿を我慢しない

 

膀胱炎の原因は尿を我慢してしまうことにある、と言っても過言ではありません。そもそも女性の尿道は短く、元々の構造からして男性と比べると尿を我慢しにくくなっていると言われています。

 

 

 

妊娠中はそれに加えて膀胱の用量も少なくなっていますから、尚更尿の我慢が膀胱炎に繋がりやすい状態になっていると言えるでしょう。

 

 

 

場合によってはなかなかトイレに行くことが難しいという場合もあるかもしれませんが、出来るだけ我慢せず尿をするように心掛けることが大切です。

衛生管理を徹底する

 

お腹が大きくなるとついつい下腹部周りの衛生管理がおざなりになりがちです。しかし、妊娠中は免疫力が下がっていることが多いため、下腹部の衛生管理をキチンとしておかなければすぐに膀胱炎になってしまいます

 

 

 

妊娠後期はお腹も大きくなり面倒に思うこともあるかもしれませんが、しっかり下腹部をケアするように心がけておきましょう。

頻尿の時に心掛けておきたいこと

尿漏れ対策

頻尿の症状があるときはホルモンバランスの変化によって、尿の我慢が難しくなっている場合が多く、尿漏れをしてしまうことがしばしばあるようです。

 

 

 

尿漏れ対策としては尿漏れパッドなどの下着に張って使うタイプのシートを使うのがお勧めです。自宅ならまだしも外に出ている時はパンツの履き替えなどは難しいですから、どうしても外出しなければいけない時などに尿漏れパッドは活躍してくれるでしょう。

カフェインを摂り過ぎない

 

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには利尿作用があるため、妊娠中に飲むと頻尿の症状が悪化してしまいます。

 

 

 

最近ではカフェインレスのコーヒー飲料などが販売されていますので、物足りないかもしれませんが頻尿の時は試してみると良いかもしれません。

身体を温める

 

冷えは尿のペースを早めるだけでなく、母体や胎児にまで悪影響を及ぼしてしまうため、なんとしても避けなければいけません。

 

 

 

特に夏場のクーラーの掛け過ぎなどは注意しておかなければならないでしょう。お腹の中に赤ちゃんがいるとどうしても暑いと感じやすくなってしまうのですが、そこで強くクーラーを掛けてしまうと冷えにより身体の抵抗力が落ちてしまいます。

 

 

 

母体の抵抗力が低下すると、胎児の抵抗力まで下がってしまいますからちょっとした風邪でもお腹の中の赤ちゃんに悪い影響を与えてしまいかねません。

 

 

 

そうならないためにも、クーラーの掛け過ぎや過度な薄着は控えるようにして、身体を冷やさないよう注意しておいてくださいね。

 

 

 

身体を温める方法としては寝るときに靴下、手袋をするというのがお勧めです。身体の熱は末端から逃げていきますから、靴下や手袋をすることで熱を逃がさないように工夫してみましょう。

まとめ

事前に頻尿気味になると知らなかった方の場合、突然の頻尿にびっくりしてしまう場合が多いようです。しかし、妊娠によって尿のペースがはやくなるのはごく自然な事。

 

 

 

それよりも、無理をして尿を我慢する方が自分の身体やお腹の中の赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまう可能性があるため、気を付けておかなければならないのです。

 

 

 

妊娠中は気を付けなければならないことが多く、苦労が絶えませんが生まれてくる赤ちゃんのためにも、しっかり頻尿対策をしておきましょう。

 

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